🌿第15話:父を見送ったあと、心に残った「OKサイン」  

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毎日お疲れさまです。いかがお過ごしですか? 凛🌿です。

父を見送ってから、
しばらくの間、
「もっと何かできたんじゃないか」
という思いを抱えていました。

でも今、
父を思い出すと、
病院にいた姿だけではなく、
元気だった頃の
いろいろな父が浮かびます。

今日は、
そんな父のお話です🌿

父に、がんが見つかりました

父がデイサービスに
通っていた頃、
体の異変を指摘され、
病院で検査を受けました。

そこで、
がんが見つかりました。

それから父は、
途中で転院もしながら、
長い入院生活を
送ることになりました。

父は、
パーキンソン病もありました。

少しずつ、
できないことも
増えていました。

それでも、
父は父でした。

先生に冗談を言って、
笑ったり。

将棋を教えて、
病院の人から

「師匠!」

と呼ばれることもありました。

父は、
将棋が大好きでした。

見送るときには、
棺に将棋の駒も入れたほど。

そして、
病室では、
水が欲しいときには、

私に、

「お酒ちょうだい」

と言うこともありました。

本当にお酒を
欲しがっていたわけではありません。

私を笑わせようと、
分かって言っているんです。

私も、

「お酒じゃないでしょ(笑)」

と笑う。

病院にいても、
そんな冗談を言う父でした。

父を思い出すと、浮かぶ姿があります

父を思い出すとき、
病院にいた父ばかりではなく、
もっとたくさんの父の姿が浮かびます。

活版印刷の仕事をしていた頃、
たくさん並んだ活字の中から、
必要な文字を拾っている父。

お酒を飲みながら、
大きな声で笑っている父。

そして、

「ふとんが吹っ飛んだ」

みたいな、
ベタなおやじギャグを
よく言っていました(笑)

視力が落ちてからは、
老眼鏡をかけて、
さらに虫メガネまで使って、
本を読んでいました。

そこまでして読むんだ(笑)

新聞を広げているから、
ニュースでも
読んでいるのかと思えば、

クロスワードをやっている(笑)

そんな、
何気ない父の姿を、
今でもよく覚えています。

子どもの頃の父との思い出は、
今も私の中に残っています。

最後まで、父らしい「OKサイン」でした

入院生活が長くなり、
父は少しずつ、
言葉を交わすことも
難しくなっていきました。

そんな父が、
よくしていたのが、

👌OKサイン

言葉にできなくても、
手で、

「OK」

と伝えてくれました。

父が亡くなった日、
先生から聞いた話があります。

先生が父に、

「大丈夫ですか?」

と声をかけたときも、

父は、

👌OKサインをしたそうです

それを聞いたとき、
最後まで父らしいな
と思いました。

父を見送ったあと、後悔が残りました

父を見送ったあと、
私の中に残ったのは、
悲しさだけでは
ありませんでした。

「もっと、できることがあったんじゃないか」

そんな思いが、
ずっと残りました。

もっと先生に、
いろいろ聞けば
よかったんじゃないか。

分からないことを、
もっと突っ込んで
聞けばよかったんじゃないか。

自分でも、
もっと情報を
集められたんじゃないか。

いろいろな人に、
話を聞くことも
できたんじゃないか。

先生や病院に、
任せっぱなしにしていなかっただろうか。

父が亡くなったあとになって、
そんなことばかり
考えていました。

答えは出ないのに、
「あのとき、もっと……」を、
何度も何度も繰り返していました。

三回忌の頃、浮かんだのは父の「OK」でした

そんな気持ちを抱えたまま、
時間が過ぎていきました。

そして、
父の三回忌を迎えた頃。

ふと、
思ったんです。

私がずっと、
「もっとできたんじゃないか」
「あれでよかったのかな」
と考えていることを、
父なら、どう思うだろう。

きっと、悲しがるな。

そう考えたとき、
浮かんできたのは、

父のあの

👌OKサイン

でした。

そして、
笑いながら、

👌「OK。ありがとう」

って言うんじゃないかな。

そう思ったら、
ずっと自分を責め続けなくても
いいのかもしれない。

少しずつ、
そう思えるようになりました。

「どうせやるなら楽しめ」

父がよく言っていた言葉があります。

「どうせやるなら楽しめ」

そして、

「苦しい時も、悲しい時も。
最後は楽しんだもん勝ちだ」

若い頃は、
それほど深く
考えていなかった言葉です。

でも、
父を見送ってから、
私の中で意味が
変わっていきました。

美術館や庭園へ
よく出かけていた父。

将棋も、野球も、相撲も、駅伝も
大好きだった父。

そして、
亡くなる少し前まで、
大好きなお酒を
飲めないことを、

残念そうにしていた父。

父は、
楽しむことが
好きな人だったのだと思います。

だから、

⭐「どうせやるなら楽しめ」

という言葉が、
今も私の中に
残っているのかもしれません。

凛の縁側つぶやき

活版印刷の仕事で、
たくさんの活字の中から
文字を選んでいた父。

本の校正をしながら、
赤ペンを入れていた父の姿も
覚えています。

子どもの頃は、
それを特別なことだとは
思っていませんでした。

でも今、
私はこうしてブログを書いて、
何度も文章を読み返して、

「ここ、ちょっと違うな」

なんて直しています(笑)

そう考えると、

文字を選んでいた父と、
言葉を選んでいる今の私。

少しだけ、
つながっているのかもしれません。

父が見たら、
なんて言うかな。

やっぱり笑いながら、

「OK」👌

かな🌿


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